よくされる質問５ 和について

和の知恵
日本人なら知っておきたい　藤野　紘著

海外での高い評価に気づいた日本人

明治維新以降、和モノのよさや和の習慣に、「古臭い」といったイメージを植えつけられ、日本の庶民は懸命に西洋文化をとりいれたが、そのころ、皮肉なことに、和モノの機能美や独特の造詣美に注目したのは西洋の人々だった。
彼らは、伝統的な和モノである漆器や絹織物、楽器などにエキゾチックな魅力を感じ、感心を抱いた。
なかでも１９世紀紀末のヨーロッパの芸術家たちは、大きな影響を受けた。

この本はとても興味深いです。海外の人はこの日本の和にとても興味があります。
外国人は、日本の生活、衣食住についての歴史にもすごく関心があります。

幕の内弁当を生んだ日本の国民性とは

幕の内弁当は、ひとつの箱のなかに、ご飯とさまざまなおかずがいっしょに詰められている。おかずは、とくにどれが一品が主役ということはない。このように、箱のなかにいろいろな種類の食べ物を配した食事というのは、日本独特である。
たとえば、西洋料理にはかならず主役の一品があるし、中国料理ではテーブルじゅうに一皿ずつ料理がならぶ。

幕の内弁当が日本独特の食事というのは、初めて知りました。こういうことを知ると、すごく面白いですね。主人は、イギリス人なんですけど、私がお弁当に色々なおかずとごはんを入れるのがすごく不思議だったようです。この本を読んで納得できました。

他にも生活スタイルや食について色々書いています。すごく勉強になります。是非、読んでもらいたい本ですね。